冬の紀州路深訪

ちわぁ～、昨日、今日と一泊二日でキャンプツーしてきました。
連休、本来の冬らしい気候に戻るって予報だったので、懐にハクキンを三つ放り込んで、
午前９時過ぎ、自宅をしゅっぱぁ～つ！
今回は実に久し振りのソロツーリング＾＾
すいすいすい～とちょっと突くと水がこぼれそうな空模様の大阪の町をブイブイいわせながら
Ｒ３０９に入り、富田林の道の駅「かなん」で遅めの朝食。
この「かなん」は手つくりのパン屋さんがあり、和歌山方面に行くときは絶好の朝食ポイントなんよ。
カレーパンと味噌カツサンドを頬張りながら大阪らしくない田舎の風景に
自然と頬も緩むってもんです＾＾
うぃ～まだ食い足りんな、とジャがとこんにゃくのおでんも買い食い。ここはおでんも売ってるので、
この季節は本当に嬉しい。
そのまま３０９からＲ２４で和歌山県入り。
この頃になると空にも晴れ間が差してきてぽかぽか陽気。
Ｒ３７１手前のローソンでタバコ休憩。
そのままＲ３７１で紀伊の山に分け入っていく。
実に和歌山らしいくねくねのカーブをどっこいしょ～と走ると高野山到着～。


高野山・大門

高野山の西に位置する。昔はここが高野山の入り口だったようです。
凄く古い建物なんだけど、圧倒されるような大きな建物で
出来た当時は相当な威厳を誇っていたんだろうなと思わせた。




この頃になると吹雪いてきて、道路の気温計はー２度。
あかん、手が限界や～とＲ４８０，花園あたりで休憩。
車の往来は全くなく、ただ風の音だけが聞える。誰もいやしねぇ。
ひとり、か。
でもバイクに乗って、ツーリングするようになって分かってる。
孤独にもさみしい孤独とそうじゃない孤独があるってことを。












深い谷底を見下ろしながら豪快に山間を割っていく紀州路らしいＲ４８０をひたすら南西へ。
一応、今晩の宿に、と目星を付けていた久野原河川キャンプ場を有田川沿いに見つけるが
どうやら冬季営業閉鎖中らしい。
まぁ、まだ２時前だしそんな焦ることもないか、とそのまま西へ。
道の駅「しみず」でちょっと遅い昼飯。
とんかつ定食。
食堂の客は老夫婦と俺のみ。あかん、俺こういう雰囲気大好きｗ
人心地ついてから２時、今回の目的である「あらぎ島」到着。






















あらぎ島は有田川沿いに広がる棚田で、丁度、川がぐるっとまわりこんだ形に沿っているので、
自然と扇状になってる。
これが本当に綺麗な景観で、とある雑誌で目にして以来、見たかった場所なんです＾＾
あ、ちなみに愛用の一眼レフの標準レンズが壊れてドック入りすることになったので、
しばらく写真は望遠レンズと携帯カメラになりますのでｗ
うぅ、、、、
異様にしょぼい展望所に？を感じつつも、さて今夜の宿は、と
マップルを広げると、
おっ、近くに生石高原ありますやん！！去年の夏に行ったなぁ。
あそこは確か無料のキャンプ場があったはず、と俺はそのままｒ１８０で生石高原に向かった。
が、ｒ１８０が工事中でｒ１９で迂回ヨロ♪の看板が。
しょうがなく山を回りこむように北へ進路を変える。
この県道１９、美里竜神線がねぇ。。。
道に苔、ガードレール無しの狭路、ブラインド多数という和歌山の山道は、、、、、、とよく言われる
見本の様な道でね。
うぅ～早くしないと日が暮れるよ～と言いながらもペースは上がらず淡々と進み、午後三時半、ようやく
Ｒ３７０に復帰。うぅ、、、、人が、人がいるよｗｗｗ
生石高原のキャンプ場は全く何も施設もないとこなんで、買出し必須なんだけど
ほにゃらら商店という営業してるのかしてないのか分からない店ばっかりでスーパーがない。
１０キロほど走ってｒ１０への分かれ道にやっとスーパー発見！
今夜と明日の食材を買い込み、サイドキャリアに搭載。
かなり前に作った自転車カゴだけど、こういう時は本当に役に立つ。
俺が施したカスタムの中でも、これだけは実用度１２０％全開でマジお勧め。
ついでにガスも補給してｒ１８０で生石高原山頂を目指す。
道路が工事中の為、やたらと荒れてたけどなんとか午後４時半、生石高原到着！！




























辺りは３６０度の大パノラマで大阪湾から紀伊山脈まで見渡せる好展望に
しばし見とれる。
高原はどうやら冬季は山の家自体が閉まってるようで、管理人もいません。
来たときに写真とってたおじさんが帰ると本当に一人っきりに。
なんだか風も強いし、暗くなってきたのでさっさと設営しよ～と
したんだけど、生憎の強風でかなり設営にとまどる。
仕方なく、洗い場の建物の横に付けて、バイクの積載に使ってたコードを最大限活用し、
バンバンのフレームや、建物の柱、落ちてたコンクリートブロックなんかに結び付けて、
テントの強度をあげる作業に大分時間を取られた。











設営を終えて、さて夜飯じゃ～と買って来てたチゲ鍋をぐつぐつ煮込む。
テント内火気厳禁？でもそんなの関係ねぇ！！吹雪とるっちゅーに！












ハフハフいいながら飯を平らげたらあとは、おとつい届いた山田深夜の新作で
眠くなるまで読書ＴＩＭＥ。
風の音が煩いので耳栓。
完全に外との音を断つと、より本の世界に没頭出来ますなぁ。













午後１０時過ぎ、瞼の重みに耐え切れず就寝～。
今回は用心のため、シュラフを二組用意してたので快眠でしたわ。

朝、６時にお目覚め。
外を見ると雲はすっかり姿を消し、いい天気になりそうな予感。
水道も留められててでないので、買って来てた南アルプス天然水で洗顔＆歯磨き。
水が若干凍っててその冷たさに一気に目が覚めたｗ

その後、また中華そばを煮込んでおにぎりも放り込んでぶっかけそば雑炊？
美味かったですｖ（＾＾）












午前８時にキャンプ場を出て、凛とした空気に包まれたＲ３７をひた走り
高野山を抜けＲ２４～ｒ３０９～内環状線で昼前、自宅到着。

グッバイ、和歌山。グッドラック、俺の旅。

おわり