おぃす～わてや～太巻き大好きっ子の太郎坊や～ノシ
今日は節分ってことでタイムリーなんで、節分にまつわるちょっとばかし甘酸っぱくてせつない
思い出でも炒った豆を頬張りながら語ってやろうかしら。
あれはそう、俺が小学６年生の立春の季節だっただらうか？
俺の母校、兵庫の片田舎にある某進修小学校で、節分のイベントがありましてねぇ。。。。
その一週間位前の話。
俺はその日、運の悪い事に風邪をこじらせて学校を休んでたんでやんすがね。
学校で節分イベントをやることになり、我が６年生のクラスで
（あ、うちの学校は一学年一クラス、３０人位のほのぼのした学校でしたわ＾＾）
鬼役を二人選出するという自体にハッテンしまして。
まぁこの辺で勘の良い方はお気付きになったかとは思うんですがｗ
一人目はすんなり決まったんよ。
○野くん、通称バラギンってあだ名のクラスきってのいじられ役でね。
校内みんなの人気物ってなキャラクターなんですよ、ええ。
そうそう、このバラギンこと○野君にはちょっとしたエピソードがありまして。
小学生の頃って大抵、変なあだ名とか付けたりすることがあるやん？
やれマイケルだのハーリーだのエドモンドだのとまぁ色々あるわけですよｗｗｗ
で、当時の俺のクラスの担任、○田女史は正義感を振りかざしたのかなんなのか
わからないんだけど、ある日、あだ名で呼ぶのは止めて名前で呼んであげましょう！
みたいな事を言い出してね。とある日の学級会でその事を話し合うみたいな雰囲気になりまして。
で、先生が作ったプリントを見て目が点ですよ、ええ。
プリントの中に「○野君のあだ名がバラギン云々」って記述があったんだけど、
○野君のあだ名はそのとき、バラギンじゃなくて、バギランやったんよね。
それを見た男子組みはこそこそと「こっちの方が語呂いいやん！呼びやすいから
こっちにしよう！」みたいな流れになっちゃいまして。
結局、話し合いの甲斐もなく、結果的に先生が付ける事になった新しいあだ名「バラギン」で
卒業まで彼は呼ばれ続けましたとさｗ
はい、話を戻します！
で、もう一人を誰にするかって話になりますわな。
まぁこんな役は誰もやりたがらないわけで、昼メロの愛憎劇ばりに泥沼の展開になるんですが。
どういうわけか、なし崩し的にその日休んでた俺にその役が勝手に決まったわけなんですわ。
あだ名もそうだけど保護者も先生も全てにおおらかだった牧歌的な８０年代らしい話やとは思うけどね。
で、翌日。ふわぁ～みんなが授業受けてるときに、布団に寝っ転がりながらやるドラクエは最高やったのうｗ
と思いながら登校すると、ひろゆきから「まっちゃん、鬼役に決まったから」とか言うんです。
俺は「は？鬼？何それ。お前それマジで言ってんの？」と問い詰めるも、多数決が絶対の当時、
それが覆るはずもなく、俺はなすすべもなく当日を迎えることになっちまったんです。。。
この節分イベントを簡単に説明しますと、各クラスから２名ずつ鬼役が選ばれ、
栄えある１２名にさらにほにゃらら鬼などと鬼の名前が勝手に付けられ、
全校生徒を体育館に集めて、その鬼役に扮した１２名が体育館をところせましと
暴れまわるのをみんなで豆を投げつけてやっつけてしまい、自分の中から邪なるモノを
吹き飛ばしてしまおう！っていう８０年代全開のイベントなんです。
俺は事前に用意されてたやっつけ感ありありのこん棒と鬼の服と角を装備し、
攻撃力と防御力を少しだけあっぷさせて（内心ではせめて皮の服と銅の剣位は欲しかったｗ）
壇上にあがったんです。
壇上に晒し者、いや集いし１２名の鬼が順番に、「俺は～～鬼だ～！」と叫んでいく。マジで。ちょっと感動ｗ
で、俺の番。あ、ちなみに俺は「なまけ鬼」。まぁ芯食ってるしええか、と思いながら
棒読みで「俺は怠け鬼だ～！」とやる気なさげに叫ぶ。
最後のバラギンの時だけ喚声が多かったのに軽い嫉妬を感じながらいざ、出陣です。
で、体育館を適当に彷徨いながら襲うふりをするんですが、
今も昔もそんなに社交的じゃない俺には、これはかなりの苦痛と勇気を伴うんです。
普段ろくに接することもないような子に鬼役演じろと言われても、、、とは思いながらも
うぉ～だのと叫びながらこん棒を振り回すですが、いかんせん俺は不人気。
で、ふと隣を見るとバラギンが、ベッカムが成田空港に初上陸！位の勢いで
みんなから標的にされててねぇ。焦ったよ、ええ。
みんな！俺にももっと豆を当てて頂戴！！と必死に動き回る俺涙目ｗｗｗ
ん、やけに被弾数が増してきたな、と思いその方向を良く見ると、普段登校中に一緒になる
我が国○温泉地区の男子女子、みなさん勢ぞろいですよ、ええ。
あ、うちの小学校じゃ地区ごとに固まってみんなで行進しながら登校するシステム
で、俺はその時班長やったんよね。
ぽまいら、、、わざわざ俺のとこに来てくれたんか、、、全英もかくやという感動を
押さえ込んだ俺は小さい頃から共に遊び共に学んだ慣れ親しんだ同地区の男の子女の子を相手に
最後の力を振り絞ってなまけ鬼を好演したったわけ。
最上学年もう一方の鬼として、国○温泉班長として、バンバンリーダーとして、ね。
最近の僕は炒った豆を頬張りながら、そんなセピア色の思い出を色付けたりもしています。
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